Trivia(鄙事、つまらない事)
実用的な価値は無いが面白い話題を提供するコラムです。
かって、「トリビアの泉」というタモリが司会したテレビ番組がありました。
クルーズ船では、乗客参加型のクイズ番組「TRIVIA」が、定番のエンターテインメントになっています。
福沢諭吉は、「私は、下級武士出身だから、米つき、薪割り等のどうでもいいことに長けている鄙事多能である」(福翁自伝)と書いています。
上記の顰に倣いTrivia と名付けました。
酒席の話題になるような、楽しいトッピクスを募集致します。可能なかぎり出典を明示してください。(著者が○○○で、見聞した。でも可)
原稿は、大平(ohira_k@hotmail.co.jp)までお送りください。


●イグノーベル賞(2)
旧聞に属するが、、ユーモアがあり、かつ意義深い科学的技術研究に贈られる「イグノーベル賞」の授賞式が、2015年9月17日に、米ハーバード大学で行なわれ、情熱的なキスが皮膚のアレルギー反応の低減などの生物学的効果をもたらすと実証した、大阪府のクリニック院長木俣肇さんらが医学賞を受賞した。(ロイター)
イグノーベル賞の受賞者については、本欄でも「心臓移植されたマウスにオペラ「椿姫」を聴かせると、免疫制御細胞が誘導され拒絶反応が抑制される。」と言う受賞例を紹介した。
「火災など、緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見とこれを利用したわさび警報装置の開発」は、聴覚障碍者等を対象とした緊急警報装置として所品化したと最近テレビで見た記憶がある。
このわさび警報装置、真正粘菌を使用した最適輸送ネットワークの設計、バナナの皮を人間が踏んだ際の滑りの研究は、日本化学会が編集する「化学と工業」にも著者によるレビューが掲載された。
日本人の、同賞受賞者一覧は下表のとおりである。

部 門 受 賞 事 由 お よ び 詳 細 等 受 賞 者
1992年 医学賞 「足の匂いの原因となる化学物質の特定」という研究に対して 神田不二宏
八木栄一郎
福田實
中嶋啓介
太田忠男
中田興亜(以上、資生堂研究員)
1995年 心理学賞 ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功したことに対して 渡辺茂(慶應義塾大学教授)
坂本淳子(慶應義塾大学)
脇田真清(慶應義塾大学)
1996年 生物多様性賞 岩手県の岩石からミニ恐竜、ミニ馬、ミニドラゴン、ミニ王女など1000種類以上に及ぶ「ミニ種」の化石を発見したことに対して。「ミニ種」はいずれもすでに絶滅しており、体長は0.3mm以下だったという。 岡村長之助(岡村化石研究所
1997年 生物学賞 「人がガムを噛んでいるときに、ガムの味によって脳波はどう変わるのか」という研究に対して 柳生隆視(関西医科大学講師)
1997年 経済学賞 「たまごっち」により、数百万人分の労働時間を仮想ペットの飼育に費やさせたことに対して 横井昭裕(ウィズ)
真板亜紀(バンダイ)
1999年 化学賞 夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレー「Sチェック」を開発した功績に対して 牧野武(セーフティ探偵社)
2002年 平和賞 犬語翻訳機「バウリンガル」の開発によって、ヒトとイヌに平和と調和をもたらした業績に対して 佐藤慶太(タカラ)
鈴木松美(日本音響研究所)
小暮規夫(獣医師)
2003年 化学賞 「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」。兼六園内にある日本武尊の銅像にハトが寄り付かないことをヒントに、カラス除けの合金を開発した。 廣瀬幸雄(金沢大学教授)
2004年 平和賞 「カラオケを発明し、人々に互いに寛容になる新しい手段を提供した」業績に対して 井上大佑(会社経営者、大阪府)
2005年 生物学賞 131種類の蛙がストレスを感じているときに出す特有のにおいを全部嗅ぎ分けてカタログ化した、骨の折れる研究『においを発するカエルの分泌物の機能と系統発生的意義についての調査』に対して 早坂洋司(オーストラリアワイン研究所)
2005年 栄養学賞 34年間、自分の食事を写真に撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を分析したことに対して 中松義郎(ドクター中松)
2007年 化学賞 ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出した研究 山本麻由(国立国際医療センター研究所研究員)
2008年 認知科学賞 単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力があったことを発見したことに対して 中垣俊之(北海道大学/理化学研究所)
小林亮(広島大学)
石黒章夫(東北大学)
手老篤史(北海道大学/Presto JST
山田裕康(名古屋大学/理化学研究所)
2009年 生物学賞 ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアを用いると、台所の生ゴミは、質量で90パーセント以上削減できることを示したことに対して 田口文章(北里大学名誉教授)ら
2010年 交通計画賞 鉄道網など都市のインフラストラクチャー整備を行う際、真正粘菌を用いて、輸送効率に優れた最適なネットワークを設計する研究に対して。中垣俊之、小林亮、手老篤史の3氏は2008年の認知科学賞に続いて2度目の受賞。2010年受賞のこの研究は、2008年の研究を継続・延長させたもの。 中垣俊之(公立はこだて未来大学)
小林亮(広島大学)
手老篤史(科学技術振興機構さきがけプロジェクト)
高木聖治(北海道大学)
三枝哲(北海道大学)
伊藤拳太郎(北海道大学)
弓木賢二(広島大学)ら
2011年 化学賞 火災など、緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発 今井真(滋賀医科大学講師)
漆畑直樹、種村秀輝(シームス)
田島幸信(香りマーケティング協会理事長)
後藤秀晃、溝口浩一郎(エア・ウォーター防災)
村上純一(琵琶湖病院)
2012年 音響賞 自身の話した言葉を、ほんの少し遅れて聞かせることで、その人の発話を妨害する装置「スピーチジャマー(Speech Jammer)」を発明したことに対して 栗原一貴(産業技術総合研究所)
塚田浩二(お茶の水女子大学)
2013年 化学賞 たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると、涙を誘う「催涙物質」が作られ、目を刺激し、涙が自然と出てくる仕組みになっている研究 今井真介
柘植信昭
朝武宗明
永留佳明
澤田 博(以上、ハウス食品)
長田敏行 東京大学名誉教授(法政大学教授)
熊谷英彦 京都大学名誉教授(石川県立大学長)
2013年 医学賞 心臓移植をしたマウスに、オペラの「椿姫」を聴かせた所、モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも、拒絶反応が抑えられ生存期間が延びたという研究 内山雅照(順天堂大学・帝京大学)
平井敏仁(東京女子医科大学)
天野篤(順天堂大学)
場集田寿(順天堂大学)
新見正則(帝京大学)
2014年 物理学賞 床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究に対して 馬渕清資(北里大学教授)
田中健誠(北里大学)
内島大地(北里大学)
酒井里奈(北里大学)
2015年 医学賞 キスでアレルギー患者のアレルギー反応が減弱することを示した研究に対して 木俣肇(開業医)




●東京六大学野球最初のバトントワラー応援 神宮の森の伝説
1960年秋の東京六大学野球リーグ慶早戦(慶應側では、早慶戦を慶早戦という)に、高山藍子さんをリーダーとする慶應女子高校のバトントワラーチームが初めて登場した。
当時女子による応援は考えられなかく、いろいろ批判もあったようだが、数年後には他大学も追随し、高校野球の応援にも登場した。(大平一昭)
写真と記事には、直接の関係はありません。
高山藍子:日本スポーツバトン協会々長  三田評論 No.1167 2013.05 P36


●東京の坂道
東京には、3000ぐらいの坂道があり、江戸時代には500ぐらいに名前が付けられ、明治以降には140の名前が付けられた。
同じ坂道でも時代とともに名前が変わっている。例えば、千駄木坂→潮見坂→七面坂→団子坂 (古い名前のほうが趣がある?。) (大平一昭)
山野勝:日本坂道学会々長 三田評論 No.1167 2013.05 P56 


●土用の丑の日は年に4回ある
土用の丑の日に鰻を食べる理由は由来は、平賀源内が「この日に鰻を食べると夏バテしない」と売り込んだらどうかと鰻屋さんに勧めたからと言われている。立春、、立夏、立秋、立冬の前18日間を土用といい、年に4回ある。
長野県岡谷市は、冬の需要を喚起しようとして、1979年から「岡谷寒の土用鰻祭り」を開催している。(大平一昭)  神谷健康 (株)サカエ取締役会長三田評論 No.1169 2013.07 P86 
  


●近世イスタンブールの鏡屋と靴屋
オスマン帝国治下のイスタンブールでは、商工民たちは自身の利益を守る為に、同職組合を組織し、定員を定めて特定の商品について、独占的に生産・販売する権利を当局に認めさせていた。
ところが、鏡屋が、結婚の際の贈り物の鏡と一緒に高級靴を贈るという習慣に目をつけて抱き合わせ販売をはじ、高級靴の販売独占権を持つ靴屋から訴訟を起こされた。
不思議なことに裁定は、店頭に並べないことを条件に、鏡屋による高級靴の販売を認め、靴屋はそれを受け入れた。
現代に通ずる、規制緩和のはしりでしょうか?(大平一昭)    藤木健二 慶應義塾大学文学部教授 三田評論 Vol 1162, 2012.12, P61

                                                                        
●銀ブラの語源                                                                              
ブラという言葉は、一般には「銀座通りをぶらぶら散歩すること」(広辞苑)と言われているが、もともとは、「銀座の“カフェ・パウリスタ”でブラジル珈琲を飲むこと」であるらしい。
小島政二郎は、〉小説「甘肌」の中で、(慶応大学の)文科の同窓生の成毛五十六が銀ブラという言葉の命名者だ」と特定している。写真は、銀座8丁目のパウリスタ
(大平一昭)
長谷川泰三 日東珈琲元社長 三田評論 No1122 2009.04 PP9-10)


●カタツムリの殻は右巻き
エスカルゴの例では、右:左=20000:1である。鶴巻植物は左巻き、右巻きともにあるが、仏様の巻き毛は左巻きである。(大平一昭)
右?左?のふしぎ Henri Brunner 柳井浩訳 丸善出版


●アラブのトイレ
サウジアラビア・リアド市のSheraton Hotel の男子用トイレの個室には、ビデが設置されていた。シャワートイレの様に使用するらしい。(大平一昭 体験)


●アラビア語圏の数字表記
アラビア語のワープロ、タイプライターは、右から左へ横書きするが、算用数字を打つときは、自動的に左から右へと変更されるそうである。因みに、名刺に書かれた電話番号は、045(123)4567 が、4567(123)045と表示されていた。(大平一昭 タイプ等の体験はしていない。)


●専門家の定義
「専門家とは、その分野で何をすれば失敗するかを知っている人」 原典不明 (大平一昭)
飯田訓正 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授 三田評論 No.1173 2013.12 P24


●2013年度イグノーベル賞
イグノーベル(Igmoble)賞は、あり得ないような(imposible)実験で、人を笑わせてそして考えさせる(Reserch makes people laugh and think)研究に与えられる世界的な賞である。
新見正則帝京大学医学部准教授は、2013.09.12にハーバード大学で受賞した。
受賞対象は、「心臓移植されたマウスに、オペラ「椿姫」を聴かせると、免疫制御細胞が誘導され拒絶反応が抑制される。というもの。
モーツアルトはそこそこ有効、エンヤ、津軽海峡冬景色、地下鉄の音、工事現場の騒音、単一音は無効であった。
マウスを入れるケージが不足し、ドアのそばに置かれたマウスの拒絶反応がなかったことがこの実験の発端であった。(大平一昭)
新見正則(帝京大学医学部准教授) 三田評論 No.1173 2013.12 PP(8-9)


●健康寿命
統計からの試算では、男性の平均寿命は79歳、健康寿命は70歳ぐらい。女性は平均寿命は85歳、健康寿命は73〜74歳と推定している。
JECK会員の健康寿命は平均を鼓していると思える。ご同慶の至り。(大平一昭)
竹林亨(慶應義塾大学医学部教授)三田評論 No.1162 2012.12 P13


●富くじ発祥地
江戸の富くじの発祥地は、早稲田の了英山宝泉寺であり、落語「富久」で有名な富岡八幡(深川八幡)は、富くじ発売に際して同寺のノウハウを使用したと伝えられている。(宝泉寺住職 大塚享永)残念ながら、この文書の記録は、戦災で焼失している。(大平一昭:宝泉寺は当家の菩提寺)


●クルーズ船の税金
通常、公海航行中のクルーズ船内の商品は、消費税相当分が無税扱いだが、イタリア近辺をクルーズする場合には課税された。払い戻し返済には、イタリア出発時に手続きを必要とする。(大平一昭 体験)


●三角お結びは川崎宿が発祥
川崎市によると、三角お結びは、江戸幕府八代将軍徳川吉宗一行が川崎宿に宿泊時に、徳川家の紋章である葵紋に見たてようと、お結びを三角形に握り、丸い盆に三つ並べたのが発祥とされている。(大平一昭)
読売新聞 川崎版 2015.02.17 


●ルール形成でも台頭する中国
中国には、「三流の会社は製品を作り、二流の会社は技術を売り、一流の会社は企画を売る。」という言葉がある。先進国は、ISO等の国際企画が自国に有利になるように、企画の起案、作成に積極的に参画している。(大平一昭)
日経ビジネス No.1776 2015.01.26 P33
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